副業としての文字起こし

文字起こしはテープ起こしなんて呼ばれたりもしています。
文字起こしって音声を繰り返しながらパソコンでタイピングしてまた少し戻ってタイピングしてという作業を繰り返すイメージを持っていませんか?

私もそう思っていましたし、初めて文字起こしの仕事をやった時は15分の音声データを何時間もかけて文字に起こし大変でした。

でも、実は文字起こしの副業はアプリやツールを使うことで短時間で簡単に、さらにスマホでできるんです。

簡単にできるアプリやツールを知ってるのと知らないのでは大違い。

今から紹介する方法でのスマホ文字起こしは1日1時間でも継続してコツコツやっていけば初心者や未経験者でも十分に稼げる副業です。

そこで今回はスキルや経験がない主婦の方でもスマホ文字起こしで稼げるように家から徹底解説していきます。

まずはじめに、文字起こしについて説明します。

文字起こしとは、音声や動画データを元に会話などの声を文字に変えていく副業で、会議や講演会セミナー事業階段など様々なシチュエーションがあるのも特徴です。

このような文字起こしをパソコンではなくスマホを使って行うのがスマホ文字起こしで、そのメリットデメリットについて解説していきます。

スマホ文字起こしの報酬は安い傾向にありますが、聞いたものを文字にするという簡単な作業の副業のため専門的な知識や経験がなくてもできるところが魅力です。

また、時間や場所に関係なくスマホひとつでできる副業なので、家事や育児で忙しい主婦にもピッタリの副業です。

そんな文字起こしという副業では具体的にどのような作業を行うのか知らない方が多いと思いますなので、次は文字起こしの作業について説明していきます。

文字起こしの作業は3ステップになっていて、そのステップがこちらです。

1.文字起こし
クライアントから渡された動画や音声データをもとに音声をそのまま文字に起こしていく作業のことです。
会話中に出てくる「えっと」や「あの」「その」といった意味のない言葉も省略せずに文字にします。

2.ケバ取り
ケバ取りとは会話内における意味のない相槌や笑い声といったような部分を削る作業のことです。
ケバ取りをすることで文字起こしをした文章が格段に読みやすくなります。

3.整文
整文とはケバ取りをして、出来上がった文章をさらに読みやすく正しい日本語にするための文章を整える作業のことです。

ら抜き言葉や、い抜き言葉といった話し言葉を書き言葉にしたり、句読点を読みやすい位置に打ったりするのも、整文の作業の一つで、語尾をですます調や「だ」「である」などクライアントの意向で統一することもあります。

このように聞くと「普段文章なんて書かない私に整文なんてできるのかな?」とか「整文って難しそうだし、すごく時間がかかりそうだな」って思ってしまいますよね。

でも安心して下さい。
このような整文をする時は文章校正ツールというツールを使えば大変な整文作業がほぼ自動でできるので効率よく作業ができるんです。

次はチャレンジする前に知りたい、メリットデメリットについて解説していきます。

スマホ文字起こしのメリットはパソコンいらずでスマホで出来るところが最大のメリットです。
しかしもちろんそれだけではありません。
スマホでできること以外に二つあるんです。

その二つがこちらです。

1.時間と場所に縛られない
2.専門的な知識がいらない

それでは具体的に解説していきます。

1.時間と場所に縛られない
忙しい主婦にとって時間と場所に縛られずに副業できるということはかなり重要なポイントではないでしょうか?

一つのスマホ文字起こし案件にかかる時間は簡単な文字起こしなら30分から1時間程度。
また1度にやらなくてもコツコツ作業を進めることができます。
一度にまとめてやらなくてもいいのは助かりますよね。家事の合間に行ったり、子供の昼寝中に行ったりできるので家事や育児との両立が可能です。

スマホ文字起こしは日々の生活の中の隙間時間に取り組むことができます。

2.専門的な知識が要らない
スマホ文字起こしは聞いた言葉を文字にするだけなので基本的に専門知識は要りません。
さらに毎日使っているスマホを使った作業なのでパソコンスキルも不要です。

メールといったスマホの基本操作ができれば問題なく出来ますし、始めるために準備するのもスマホだけです。
事前に勉強の必要も準備するものもないので始めるハードルは低く全ての主婦におすすめの副業です。

また余談ですがスマホ文字起こしを通じて知らない言葉を学べるので語彙力も鍛えることができます。

それではメリットをお話ししたのでスマホ文字起こしのデメリットもお話しします。

スマホ文字起こしのデメリットはこちらです。

1.報酬が安い案件が多い
2.案件によっては専門用語が出てくる慣のでれるまでに時間がかかる

それでは具体的に説明していきます。

1.文字単価が安い案件が多い
報酬は一文字1円が相場と言われています。
一文字1円と言われてもピンとこないと思いますが、人が1時間に話す文字数は14000字から18000字と言われているので、60分の文字起こしだと14000円ほどになります。

しかしクラウドソーシングサイトでは60文の文字起こして3000円から4000円ほどの報酬の案件が多いです。
全てが安い案件というわけではなく高単価の案件も存在しますが、高単価案件は専門的な用語が出てくるものが多く、ある程度の知識がないと難しい場合が多いです。

2案件によっては専門用語が出てくる
先ほどお伝えしたとおり高単価案件は難しい専門用語が出てきます。
「でも、文字起こしをするだけだから、専門用語も問題ないでしょ」と思う方がいると思いますが、それは大きな間違いで、専門用語はなれない人が聞くと聞き取りづらく何度も聞き返すことで時間がかかってしまいます。
また、用語の意味を正しく理解していないと文字起こしをした文章がチグハグになってしまい読者に分かりづらい文章になってしまいます。
ちぐはぐで分かりづらい文章の納品は信用問題にもつながりますし、仕事を任せてもらえなくなってしまいます。

スマホ文字起こしの案件に応募する際には、はじめはしっかりと内容確認して自分が対応できる案件を応募するようにしましょう。

一見、スマホ文字起こしは簡単そうに思えますが、実は慣れるまでに時間がかかります。

三つの手順の中で特に整文は今までほとんどの人が経験したことないと思いますので、初めの頃は難しく感じると思います。
慣れるまで「正しい日本語になってるかなー」とか「これで大丈夫かな」と完成した後も自分の作業を不安に感じることもあるかもしれません。
でも、それはみんな同じです。

この後に紹介する稼ぎコツで自分の力量をカバーしたり繰り返し行うことで早くてハイクオリティの整文ができるようになります。

そして、全体の作業の流れやコツを掴めば、作業時間も短くなり誰でも効率的に文字起こしができるようになります。
慣れるまで人によって難しいと感じるかもしれませんが1日1時間コツコツ続けることが上達の近道です。

次は案件獲得方法とコツについて説明していきます。

スマホ文字起こしは専門知識が入らず誰でもできる副業だからこそ案件獲得にはコツがいります。
そのコツを紹介していきますね。

スマホ文字起こしの案件はクラウドソーシングサイトで獲得するのが一般的です。

スマホ文字起こしができる代表的なクラウドソーシングサイトは、クラウドワークス、ランサーズ、ココナラ、スキルクラウドなどです。
クラウドワークスとランサーズは案件に対してこちらから応募する案件応募型クラウドソーシングで、それに対してココナラとスキルクラウドは自分で「スマホ文字起こしやります」と仕事を募集する形の案件待機型のクラウドソーシングです。
ココナラなどの案件待機型のクラウドソーシングでは実績がないと難しいので、初心者はまず案件応募型のクラウドソーシングを利用しましょう。

この四つのクラウドソーシングサイトは無料で登録して利用することができます。

クラウドワークスでのスマホも調子の探し方もお伝えします。
カテゴリー検索で、「事務簡単作業」を選択し、その中の「データ作成入力」を選ぶと、「テープ起こし文字起こし」というカテゴリーが出てきます。

このカテゴリーを選択すれば、クラウドワークスで現在募集されているテープ起こし文字起こしの案件を簡単に探すことができ、案件ごとの仕事情報を見ることができます。

スマホでもできる案件とパソコンの案件の両方出てきてしまうのが難点ですが、スマホでもできる案件かどうかは仕事情報を見ると、「スマホでも OK」 などと書いてあります。

次は案件獲得のコツについて解説します。

スマホ文字起こし案件を獲得するコツは次の二つです。

1クラウドソーシングのプロフィールを充実させる
2文字起こし技能テストを受ける

それでは具体的に解説していきます。

1.クラウドソーシングのプロフィールを充実させる
クラウドソーシングの案件においてクライアントは私たちのプロフィールを見ています。
これから仕事を共にする相手となるわけですし、相手の顔が直接見えないからこそプロフィールで人柄を見ているんです。
プロフィールのどこを見てるかと言うと見られているのは学歴職歴といったこれまでの経歴や資格これまでの文字起こしの実績です。

中でもクライアントは実績を必ず確認します。
文字起こしの実績と言っても数が多ければいいというわけではなく、数と仕事の質が大切になります。

文字起こしで実績を上げている応募者と文字起こしに経験のない応募者だったら仕事のノウハウを分かっている実績がある方にお願いしたいというのがクライアントの本音でしょう。

しかし、誰でも初めは初心者で実績がまだない状態の時でも、プロフィールが丁寧に作り込まれていれば、「実績はまだまだだけどこの人なら丁寧な仕事をしてくれそうだな」と思ってもらうことができます。

プロフィールを充実させ、一つ一つの案件に対して丁寧かつ誠意のある仕事をしていけば自ずと実績もついていきます。

2.文字起こし技能テスト受ける
自分の文字起こしスキルをクライアントへアピールできるものとして文字起こし技能テストがあります。

あまり聞き慣れないテストですが、名前の通り録音された音声を文字化する技能を測定するテストです。
文字起こし技能テストは合格不合格を判定する形式ではなく、知識編500点、実技編500点の1000点満点のスコアです。
スコアの目安としては600点以上で職場なので一般的な文字起こしができるレベルです。

そして901点以上のスコアでスペシャリスト認定を受けることができるんです。

結果が数字で表れるので、文字起こしのレベルが把握しやすいですよね。

また、このテストのいいところは自宅で受験可能なことです。
試験時間は決まっていますが、好きな環境で受験 OK なんで家事や育児に忙しい主婦にとって自宅で受験できるのはかなり嬉しいですよね。

文字起こし技能テストのスコアをプロフィールに記載すればクライアントに実力とやる気を見せることができるので他の応募者より頭一つ抜けることができます。

副業

Posted by 詳しいおじさん