スカウトメールってどうなの?
今回はスカウトメールの9割は嘘だというショッキングな内容を投稿します。
まあ、ショッキングとか言いながらも、私みたいな変態的転職活動マニアからすると「当たり前でしょ」という常識なんですが、どうやらそうでもないみたいなんですよ。
というのも、色んな人に聞かれるんです。「こんなスカウトメールが来たんですけど返信した方がいいですか?」とか「この企業からスカウトされるって結構すごいことでしょうか?」みたいな質問が多く来るんでここでまとめてズバリお答えします。
結論、すいません。すごくないですw
さすがにこれだけじゃ少なすぎるんで、もう少し具体的に言うと、「スカウトメールの9割は嘘なんです」
嘘と言うと言い過ぎなのですが、9割のスカウトメールがスカウトなんかじゃなくてただの広告チラシでしかないです。
なので、9割のスカウトメールはフルシカトして、残り1割のガチスカウトだけ対応しましょう。
「そのガチスカウトの見極め方教えますよ」というのが今回の投稿の結論でございます。
この知識は地味に大事な常識も常識で、超基礎編なんですが、その一方でこれを頭に入れておかないと転職活動で大量の時間と労力を無駄に捨てることになる。
まずざっくり「そもそもの大前提カウントメールってなんやねん」というお話をさせて頂きます。
それは結論、「転職サイトに登録したら送られてくるメール」のこと。
例えば、ビズリーチとかリクナビ NEXT とかに登録したら、その転職サイト運営側の人からではなく、ヘッドハンターと言われる人とか、はたまた募集してる企業の人送られてくるメールのことをスカウトメールと言います。
メッセージの内容としては大体こんな感じですね。
「あなたが転職サイトに登録しているご経歴を拝見しました」と。
で、ヘッドハンターの人だったら「あなたにぴったりの企業を紹介するんで一度面談しませんか?」みたいな感じですし、ヘッドハンターじゃなくて募集してる企業から直接の場合は「うちはこんなことやってる会社なんですけど、ぜひ応募しませんか?」的な内容が書いてあると。
そんなメールがだいたいそうですね。
そして、年収が600万円以上の人になると膨大に送られてくる。
そのスカウトメールが大量に送られてくること自体は全然問題じゃないんですけど、その大量のスカウトメールと意味を勘違いしちゃう人がいるのがここが大問題なんです。
転職初心者の方の多くがですね、「こんなにスカウトが大量に来て、俺様の経歴が苦しゅうない苦しゅうないって殿様気分になっちゃう」んです。
ただ、実際は「すいません。大半の方は足軽なんですよ。勘違いしちゃ駄目ですよ」ってお話なんです。
というのも、そのメールは決してスカウトなんかではなく、ばらまかれたチラシみたいなものだから、ただの集客メール宣伝 DM に過ぎないもので、残念ながらあなたの経歴をじっくり見て、それで高く評価してくれた訳じゃなくて、9割がタダのテンプレ一斉送信メールです。
もし殿様気分に浸ってた方がいらっしゃれば、急に足軽呼ばわりしてすいません。
ただ、そうなんです。
あの、あなたに好意を寄せてるラブレター風のスカウトメールは、ただの広告チラシテンプレート送信メールだったんです。
このスカウトメールの闇とも言える事実を理解するためには、その裏側を知る必要があります。
ということで、このスカウトメールを送信する仕組みやどうやって送ってるかを暴露します。
人材業界にいる人でしたら常識な話なんですけども、結論をいうと、条件設定してパパッと10分もあれば大量一斉送信できてしまいます。
例えば登録してる転職希望者の人のデータベースで年齢、職種、経験会社数などの条件を設定します。
より具体的に言えば、こんな感じでやってます。
データベースを見ながらですね、まず「そうだな〜25歳から28歳ぐらいの若手層で法人営業を経験してて大阪勤務を希望してる人でこんだけいるか。。。あとあれだな、25歳から28歳のまだわかってそうなのに転職回数が3回以上ある人ってちょっと危うい地雷な感じがするから、転職回数は2会以下にしてと・・・お、もう40件になったか。んじゃ、この40件の人にいつも使ってるテンプレメール文を送信送信w」とこんな感じの10分ぐらいの流れ作業で送ってます。
もちろん、作業じゃないスカウトもありますが、あなたの登録してる詳細な情報を詳細なレジュメを見て、オンリーワンの一球入魂のスカウトを送ってくれる場合もあるんですが、私の体感だとそれはかなり少数です。
残念ながら、8割から9割くらいはさっき言ったような10分流れ作業かと思います。
そんな状況なんで皆さんも既に経験されてるかもしれませんが、転職サイトに登録すると、まずそもそもなんですが流れ作業で送れてしまうものなんで、嫌になるくらい大量に送られて来るって事もあります。
あと、送り主が偽物ってパターンもよくありますね。
例えば、これが超基本ですが、ヘッドハンターとかって名乗って連絡来ますけど、あれは至って普通の転職エージェントの人です。
これは嘘と言うか表現の問題なんですけど、ややこしいのが直接募集企業から送られてくるパターンの方ですね。
こういうタイプのスカウトメールをもらったことある人なら、あるあるかもしれませんが、なんかやたら社長とか役員とか順調みたいな立派な役職の人からメールが来るんですよね。
あれは大体のケースが嘘なんです。
そういう立派な肩書きの人からスカウトメールが来た方が我々転職希望者のテンションが上がるから名乗るケースが多いですけど、相当小規模な会社じゃない限り、そんな役職者がちまちまスカウトメール送るわけないです。
実際は人事部の末端メンバーだったりとか、それだったらまだマシなほうで、その会社の人事部が業務委託で任せてる外部の業者さんだったり、その業者さんからさらに下請けで依頼されてるバイトの学生さんだったりする場合もあります。
そんな状況なので、もちろんあなたのレジュメとか職務経歴書は見てません。
その結果、あなたの希望条件に全く合ってないスカウトをしてきます。
例えば、あなたが 「Web マーケの仕事がしたい」って条件設定してるのに、「法人営業の求人紹介しますよー」と言う転職エージェントや「東京勤務希望」って条件設定してるのになぜかアピールしてくる福岡にしか支社がない会社などなど、こちらの希望をガン無視してくるケースが多いです。
あとは、これもよく皆さんが時間を無駄にしてしまうケースですけども、スカウトメールがきますと面談したいからまず履歴書職務経歴書を送って欲しいとか頼んでくるとここまではいいんですが、いざその諸々の書類を用意して送ったら、逆に面談を断られるパターンがあるんです。
これはスカウトメールあるあるなんですけど、実際謎ですよね。
「せっかくご応募いただいたところ恐縮ですが面談はお見送りとさせて下さい」とか言われちゃって、「いやいやそっちがスカウトメールで面談希望してきたんやろう」と告白されたと思いきや次の日に振られるみたいな謎の体験をしてる方はきっと多いんじゃないかなと思います。
あとはこれは悪質だなあと思いながらも対策が難しいタイプのスカウトメールとして、転職エージェントの釣り求人パターンってのもありますね。
要は「誰もが行きたいと思うような会社の求人情報」を餌に我々に返信させようとするタイプのメールです。
例えば NTT ドコモとか Amazon とかそういうわかりやすく多くの人が憧れるような会社の名前を出して、「あなたの経歴だったらあの Amazon の Web マーケティング職を紹介できますよー」とかメールしてくるんです。
で、返信して日程調整していざ面談してみたら「やっぱり無理です」か「やっぱりあなたの経歴だとアマゾンを厳しいんでこっちの企業はどうですか?」って全然 Amazon とはかけ離れたしょぼい企業を提案してみたいなケース。
この流れを意図的に狙ってる人もいるんです。
いかがでしょうか? なかなか闇深いですよね。
流れ作業やメールの送り主が偽物など、なかなかしんどい状況なんですが、そんな中で我々がどう対応すべきかという一番大事な話に踏み込んでいきたいと思います。
結論「スカウトメールは基本スルーで OK」
パーセントから大体5%ぐらいの希少な当たりスカウトだけ返信する。
これでいいかと思います。
いやいやそんなん言われてもその当たりスカウトの見分け方がわかんねえんだろうとなるかと思います。
この続きは次回の転職記事で記載しますね!
あと、もしこういう偽スカウトメールに騙されたくない人はちゃんとスキルアップして転職しましょう!