文系未経験からエンジニアへのスキルアップのロードマップ
エンジニアになりたいと思っていながらも、未経験からエンジニアになれるのか?
文系だけど、エンジニアになれるのかと疑問に思ったことはありませんか?
実際に、そう思って、踏み出せていない人もいるかもしれません。
そんな方へ、今回は未経験かつ文系から エンジニア転職をする方法をお話しします。
先に本当のことをお話しすると、未経験でも、文系でもエンジニアにはなれます。
悩んで考えている時間が1番、あなたの人生にとって、もったいない時間なので、「なって、みたいな。」「挑戦してみたいな」と思ったら、 少しでいいので、踏み出してみることをおすすめします。
この投稿の最初のステップは、お金もかからないですし、簡単な内容なので、まずは1歩を踏み出してください。
学習を始める前に決めること、学習の手順、定職前の手順、キャリアの描き方。
まず、初めにエンジニアについて知るところから始めましょう。
システムエンジニアにもいくつか種類がありますが、最も人数が多く、一般的なのは、 ウェブアプリや業務システムなどの開発を行うエンジニアです。
フロントエンドエンジニアや、バックエンドエンジニアとも呼ばれます プログラミングのほか、テストや設計なども行います。
また、大部分のシステムエンジニアはSIerと呼ばれるシステム開発会社に所属しています。
エンジニアという職業がイメージできたら、転職をゴールとした目標設定を行いましょう。
まずは、半年後や1年後に転職するという目標を設定し、システムエンジニアになるために、必要なスキルをリストアップします。
必要なスキルについては、この後詳しく説明します。次に、現在の自分のレベルを把握して、必要なスキルとの差を確認します。
あとは、計画を立てて、学習を進めていくことになります。
それでは、次にシステムエンジニアになるために、必要なスキルと学習の手順について説明します。
システムエンジニアになるために、最低限必要なスキルは次の3つです。1つ目は当たり前ですが、パソコンの使い方です。
学生時代には、論文を作成するときぐらいしかパソコンを使わなかったかもしれませんが、プログラミングや設計など、システムエンジニアの仕事はほとんどパソコンで行います。
基本的なパソコンの操作に加え、ファイルやフォルダの考え方、プログラミングを行うエディタと呼ばれるソフトウェアの使い方も覚えておくことが必要です 。
また、キーボードにも慣れておきましょう。
キーボードを見ずに入力する、ブラインドタッチができるようになると、学習の効率も上がります。
次は、プログラミング、言語に対するスキルです。
何か1つ、プログラミングゲームを選び、小規模なウェブアプリを開発できるくらいのレベルを目指して、学習を行いましょう。
例えば、javaスクリットは、ウェブサイトで動作するプログラミングゲームで、パソコンがあれば、エディタとグラウザソフトを用意するだけで、無料で学習を始めることができます。
また、転職の成功率を上げたい場合は、javaやルビーがおすすめです。
プログラミングが初めてであれば、youtubeの動画を見て、プログラミングとは何かイメージを掴むといいでしょう。
気軽に始められるプロゲートや、ドットインストールなどの学習サービスもおすすめです。
その次に書籍を購入したり、プログラミングスクールを受講するなどして、しっかりとした基礎知識を身につけましょう。
プログラミングを習得するには、時間がかかります。
半年で500時間くらいが必要です。
長いなと思ったかもしれませんが、毎日2、3時間学習するようなイメージです。
プログラミングは、忙しくても、継続することが重要です。
移動時間や、休憩時間などをうまく活用して、効率的に学習しましょう。
3つ目に必要なのは、論理的な考え方です。
プログラミングは、日本語などの自然言語で書かれた機能の要件をプログラミング、言語に変換して考える力が重要になります。
開発するシステムは、どのような機能で構成されるか、機能の要件を満たすプログラムを作成するには、どのようにプログラミング言語で書けばよいか、論議的な考え方のスキルが必要となります。
論理的な考え方を身につけるため、機能の要件をプログラミング言語に変換することを意識しながら、徹底的にプログラミングの練習を行いましょう。
次に、転職までの手順について説明します。
転職を成功させるために、必要なのは、採用する企業がどのような人材を求めているかを意識することです。
単刀直入に言うと、企業は、自社の仕事、すなわち、エンジニアという仕事を好きになってくれる人材を求めています。
そのため、まずは自分がエンジニアになるために、どのぐらい勉強したか、結果で示す必要があります。
この結果を示すのが、ポートフォリオと呼ばれるものです。
ポートフォリオは、ウェブページとして、作成しましょう。
内容には、スキル一覧と、学習の実績を必ず入れましょう。
スキル一覧は、自分が習得したプログラミング、言語やクラウドサービスなどを一覧で表したものです。
それぞれのスキルの習熟度を、5段階程度でわかるようにしておきましょう。
学習の実績としては、自分で作成したウェブアプリの画面、キャプチャーや、urlを掲載します。
こちらは、2、3個用意しておくのがいいです。
加えて、なぜエンジニアを目指しているか、将来どのようなエンジニアになりたいかも書いておくといいでしょう。
逆に、周囲の紹介などはなくても大丈夫です。
ポートフォリオの見出しに、大きな写真を掲載する人も多くいますが、それも不要です。
企業は、エンジニアという仕事に、どのぐらい熱意を持っているかを見ています。
エンジニアにフォーカスして、アピールするようにしましょう。
面接でも、エンジニアという仕事に憧れていることを伝える必要がありますが、 素直である人の話を理解できる、といった人となりの方が重要です。
転職サービスや、キャリアカウンセラーには、無料のものも多いので、登録しておくと、面接のテクニックなどを教えてくれるので、参考になります。
IT系に強い転職エージェントとしては、グリーンやインディードなどがあります。
また、学生であれば、ぜひインターンシップに参加しましょう。
日本最大級のインターンシップ情報サイトであるゼ1インターンなどで情報を収集するといいでしょう。
それでは、文系で未経験からエンジニア定職をした場合、その先にどんなキャリアがあるのかを説明します。
それぞれ、どんな仕事か、おおよその年収、どんなキャリアステップをすればなれるのか、どんな人が向いているかを中心にお伝えします。
1つ目は、プロジェクトマネージャーです。
システム開発は、プロジェクトとして、チームを組んで行います。そのプロジェクトを取りまとめるのが、プロジェクトマネージャーです。
プロジェクトマネージャーは、プロジェクトを達成するために作業を計画し、チームメンバーに仕事のアサインを行います。
また、顧客への作業、進捗の報告や折衝なども行います。
プロジェクトマネージャーは、 システム開発、プロジェクトの成功を左右する、とても重要な仕事です。
年収は一概には言えないので、求人情報サイトグリーンで調べた結果を紹介します。
600万から1000万ぐらいの求人が最も多く、相場と言えそうです。
1000万以上の求人も多くあります。
年収が上がるほど、チームの人数やプロジェクトの難易度も上がると考えていいでしょう。
では、どのようなステップでなれるのか、という点についてお話しします。
プロジェクトマネージャーになるには、ある程度規模の大きいシステム開発会社に入社するといいでしょう。
まずは、システムエンジニアとして、3年から5年経験を積んで、プロジェクト内のチームリーダーとしての役割を目指します。
そこで、円滑にチーム運営が行えるようになると、小規模なプロジェクトからプロジェクトマネージャーとして経験を積んでいきます。
会社によっては、プロジェクトマネージャーになるための資金がある場合もあります。
向いている人ですが、プロジェクトマネージャーには、コミュニケーション力が欠かせないので、その能力がある人が向いていると言えます。
また、慎重で、計画的に作業を行える人も向いていると思います。
2つ目は、コンサルタントです。
システム開発プロジェクトが始まる前の段階の顧客への提案や、業務改善などを行う仕事です。
様々な業務に精通しており、 対話を通じて、顧客の問題を一緒に解決していきます。
コンサルタントの年収ですが、700万から1200万ぐらいの求人が最も多いようです。
外資系企業の場合、もっと多くの年収の求人もあります年俸性や成功報酬性のところも多いでしょう。
年収が高い分、評価はシビアです。
どのようなステップでなれるのかですが、コンサルタントになるには、コンサルティングを行っている会社に入社する必要があります。
システム開発会社で、3年から5年経験を積んでから、転職する方法もあります。
向いている人ですが、コンサルタントに必要なのは会話力です。
自信のある態度、思考を伝えられる論理力などが求められます。
3つ目はスペシャリストです。
様々な専門分野のスペシャリストとして、エンジニアを続けるキャリアパスです。
システムエンジニアであれば、金融業界に詳しいデータ分析に強いなど、他のエンジニアを圧倒する強みを持つ必要があります。
おおよその年収は、幅広く、500万から1000万ぐらいの求人が最も多いようです。
また、フリーランスで活躍されている方も多くいます。
どういうステップでなれるのかですが、まずはシステムエンジニアとして、3年から5年経験を積んで、基礎知識を身につける必要があるのは他と同様です。
また、テーマを決めて、自主学習を続けるようにしましょう
。好きな業種があれば、自社サービスを運営している会社に転職するのも1つの方法です。
一般的なSIerの場合は、業種問わず、様々なシステム開発の仕事を行うため、スペシャリストとして、興味のある分野に集中できる環境に身を置くことを目指しましょう。
向いている人は、洞察力や問題解決力が高く、自律的に行動できる人です。
また、絶対に諦めない精神力も必要です。
いかがだったでしょうか?
エンジニアになるための方法や、将来像はイメージできたんじゃないでしょうか。
それではまとめです。
今回は、文系未経験からエンジニアになる方法と、キャリアについても説明しました。
学習の前に、まずエンジニアを知ることと、目標設定が大事、そして身につけるスキルとしては基本的なpcスキルプログラミング、言語、論理的思考力が必要ということをお伝えしました。
次に転職の手順として、ポートポリオが大事、 そして、文系未経験からのキャリアとして、プロジェクトマネージャー、コンサルタント、スペシャリストを紹介しました。
現在、エンジニア業界は人手不足であり、給料も上がってきている傾向があります。毎日のように、新しい技術が登場するため、
エンジニアとしてのスキルを学び続ける必要がありますが、学ぶことが好きな人にとっては、とても魅力的な職業だと思います。
好きなことを仕事にするのは、とても楽しいものです。
まずは、プログラミングの勉強から始めてみるといいと思います。