未経験でも通過しやすいポートフォリオの作り方

エンジニアへの転職を目指している方や、エンジニアに興味のある方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

そもそも、なぜエンジニア転職にポートフォリオが必要なのか?、どのような内容にしたらライバルと差がつくか?、ポートフォリオ制作のポイント、 エンジニアの種類別ポートフォリオで使うと評価される技術など、解説していきます。

まずは、そもそもなぜエンジニア転職にポートフォリオが必要なのかを、ポートフォリオの対応の全体における役割と、ポートフォリオから分かる新たなことの2軸で説明します。

そもそも、未経験からのエンジニア採用で、企業は何を基準に合否を決めているのか、 その中でポートフォリオはどんな役割を担っているのか?についてお伝えします。

企業の目標は当たり前ですが、利益を出すことです。
よって、エンジニアを採用する基準は、最終的にそのエンジニアが会社に利益をもたらしてくれるかどうかになります。

言い替えると、その人材が企業に役立つスキルを持っているか、 持続的な成長が期待できるか、という点が、未経験からのエンジニア採用での合否を左右するポイントになります。
このようなスキルを一般的にハードスキルと呼びます。

そして、ポートフォリオは、このハードスキルを企業に示すための最も重要なツールなんです。
エンジニアとして、システム開発会社に所属するのであれば、 プログラミングやテスト設計などのスキルにありますね。
これらのスキルは、ポートフォリオがないと、企業にアピールすることが難しくなります。
面接で、あなたの人となりを伝えることはできますが、ハードスキルを伝えるために、ポートフォリオは大切なツールなんです。

ポートフォリオが大事なのはわかったけど、実際に何をどう作ったらいいのか教えてほしいという人も多いと思います。

そんな方のために、ポートフォリオに、どんなことをどういう内容で詰め込めばいいかを解説します。

必要な内容は4つです 。

1つ目、自己アピール、2つ目、スキル一覧、3つ目、経歴、4つ目、オリジナルのアプリです。
それぞれ説明します。

まずは、自己アピールです。
自分を採用すると、会社にどのようなメリットがあるか、簡潔な文章で記載しましょう。
PREP法を使うと、わかりやすく、簡潔に自己アピールを記載することができます。

PREP法は「結論」、「ポイント」「具体例」「結論」の順番で話を展開する手法のことです。
例えば、自分アピールであれば、以下のようになります。

・結論
自分を採用すると、プログラミングやテストでチームに貢献できます。
理由、 それは、私がフロントエンドと最新のライブラリーについて学習し、オリジナルのウェブアプリを3つ作成した経験があるからです。

・具体例
具体的には、TODOリストとカレンダー、ブログサイトを作成しました。
詳しくは、ポートフォリオをご覧ください。
オリジナルのウェブアプリの開発を通じて、最後まで諦めず、プログラミングやテストを行うスキルを身につけました。
きっと、貴社にとってメリットがあります。

どうでしょうか?
完潔で、わかりやすいアピールになっていると思います。
日常生活でも使えるので、ぜひ今日から実践してみてください

2つ目は、スキル一覧です。
自分が持っているスキルを一覧形式で記載しましょう。
スキルのレベルを5段階で表すと、わかりやすいでしょう。
例えば、ブロントエンドのエンジニアを目指して、学習を行ったのであれば、次のようになります。
この時の星の数は、自動の基準で決めて構いません。
ただ、基準を説明できるようにしておきましょう。

例えば、オリジナルアプリを自分で開発した経験があるので、星5つにしたというふうに話せるといいです。

3つ目は経歴です。
未経験からエンジニアを目指しているのであれば、これまでの職歴やプログラミングスクールで学んだ経験を時系列に記載します。
意外と見落としがちですが、職歴がIT業界でなくても、業務の特徴や得たスキルを必ず書きましょう。

これは、システム開発においても、様々な業務知識が必要になるためです。
例えば、金融機関で会計業務を行ってきた場合、そのスキルは金融機関のシステム開発において、とても役に立ちます。
逆に、他業種の経験がないエンジニアから頼りにされることも間違いなしです。

未経験からエンジニアを目指している場合、IT業界のスキルに乏しいという弱みばかりを気にしがちですが、他業種のスキルを持っているという強みを最大限に活用しましょう。

4つ目は、オリジナルアプリです。
ポートフォリオには、必ずオリジナルアプリを掲載しましょう。
それは、あなたのハードスキルを示すことができる、最も有効な手段だからです。

オリジナルアプリは、何も難しいものでなくて構いません。
規模の小さいものでいいので、一連の機能がきちんと動作するアプリの作成を目指しましょう。

具体的には、TODOリストや、カレンダー、ブログを投稿するシステムなどがおすすめです。

なお、プログラミング要素がない、単なるウェブページや、 アメブロなどのシステムを使った単なるブログ投稿は、オリジナルアプリとしては、使うことができません。

自分のハードスキルを示すための場であることに注意しましょう。

技術的には、その分野で一般的に使われているものを採用します。
クラウドサービスや、データベースと連携しているとなおいいでしょう。
これについては、後で、分野ごとに詳しく説明します。

ライバルの求職者と差がつく、ポートフォリオ制作のポイントを解説します。

企業に応募しているのは、あなた1人であることはほとんどありません。
必ずと言っていいほど、同時に面接しているしているライバルがいます。
そんな中で採用されるには、他の人よりも自分を採用する方がメリットがあると思ってもらう必要があります。

なので、ライバルと差をつけるためのポートフォリオ制作のポイントを3つお話しします。

1つ目のポイントは、目指している分野の技術を使うことです。
ポートフォリオ自体を、自分が目指している分野の技術を使って作成しましょう 。
加えて、pdf形式で、すぐに閲覧できるものを用意しておくと便利にできそう。
例えば、フロントエンドのエンジニアを目指すのであれば、htmlとcssjavaスケットを使います。
バックエンドのエンジニアを目指すのであれば、 phpやRuby、javaなどのプログラミング言語を選択し、データベースを組み合わせて作成するといいでしょう。

目指している分野の技術を使うことは、ポートフォリオが自分のハードスキルを示すための場であることを考えると、当然のことです。
しっかりと意識するようにしましょう。

2つ目は、誰が見るかを考える、です。
ポートフォリオを企業に提出すると、人事部門の採用担当者だけでなく、多くの部署の社員が内容を見ることになります。

その中でも最も影響力があるのが、配送先のマネージャーです。
全ての会社がそうとは言えないですが、多くの会社で言えることだと思います.。
マネージャーにとって、エンジニアの対応は、自分の部門の売り上げに直結する重要なことです。
よって、その人材が部門にとって必要なスキルを持っているか、成長できそうかをポートフォリオから見極めようとします。

ここで、ポイントなのは、ほぼ全てのマネージャーは、忙しいということです。

マネージャーは、企業活動のチームとして、チーム運営を行っているだけでなく、エンジニアとして勤務している場合もあります。
よって、忙しいマネージャーに対して、 自分のスキルを見やすく、分かりやすく伝える必要があります。

そのために使えるテクニックが、自己アピールの時に説明したPREP法や、スキル一覧の星表示です。
加えて、オリジナルアプリを 一連の機能がきちんと動作する簡単なものにするのも効果があります。
操作が難しかったり、確認に時間がかかるようなアプリは、評価を避けてしまう可能性があります。

誰が見るかを考え、見やすく、わかりやすいポートフォリオを作りましょう。

3つ目は、趣味や心情の紹介はなくて良いです。

エンジニアの採用活動を行っていて、最も多く目にするのが 趣味や自分の考えなどを長々と書いたポートフォリオです。
残念ながら、このようなポートフォリオは見られることがなく、書類選考の段階でほぼ確実に選考対象外となります。

採用担当者や、配属先の部門のマネージャーにとって、興味があるのは、人材のスキルです。
そのような内容を期待して、ポートフォリオを見ているのに、趣味や自分の考えを紹介されてはたまったものではありません。
他にもよくあるNGなポートフォリオの事例を2つお伝えします。

1つ目は、フロントエンドエンジニアを目指しているのに、javaを使わず、htmlとcssだけで作成したポートフォリオをよく目にします。
フォーマットが似ているので、おそらく、インターネット上で配布されているテンプレートを使っているのでしょう。このようなものは、選考対象外です。
2つには、デジカメで撮った写真をそのまま掲載しているため、表示にものすごく時間がかかる。ポートフォリオ、こちらもあまり印象はよくありません。

ページを表示すると、自動的に音楽が流れるポートフォリオなども日の目を見ることはありません。
ポートフォリオは、趣味の紹介ではなく、自分のハードスキルを示すための場です。
むしろ、趣味や心情の紹介はなくても構いません。
面接で聞かれたら、答えるくらいの気持ちでいましょう。

最後に目指すエンジニアの種類別にポートフォリオで作ると評価される技術を説明します。

今回は、需要の高いフロントエンドエンジニアと、バックエンドエンジニアの2つを取り上げて解説します。

大前提として、フロントエンドとバックエンドの違いを理解しておきましょう。
ウェブブラウザで、動作するシステムの開発を行うのが、フロントエンドです。
ユーザーが操作するウェブブラウザで動作するのが、フロントエンド、インターネットのサーバー上で動作するのがバックエンドです。

では、共通する実は大事なのに、ほとんどの人がやっていないテクニックを紹介します。
それは、ソースフォードにきちんとコメントを記載するということです。
どのような理由で、ソースコードを書いているか、コメントを書くことで、 プログラムをコピペではなく、自分で考えて書いたことをアピールすることなります。

次にフロントエンドです。フロントエンドでは、apiの使い方を覚えると、他の求職者にぐっと差をつけることができます。
apiが現代のフロントエンドの開発で、標準的に使われているもので、apiを使うと、googleマップなどのサービスと連携したり、 ワードプレスのサービスとやり取りして、本格的なウェブアプリの開発が可能となります。
現場では、当たり前のように使われています、ぜひ、覚えておきましょう。

最後にバックエンドです。
バックエンドでは、データベースというデータを扱うソフトと連携することがほとんどです。
MySQLやクエリなどのデータベースを利用する方法を学習し、ポートフォリオに掲載するオリジナルアプリに適用するといいでしょう。

まとめです。
今回は、ポートフォリオの内容や、書き方のポイントについて説明しました。

エンシニアのポートフォリオは、ハードスキルを見極めるために必要です。

入れ込む内容は自己アピール、スキル一覧、 オリジナルアプリの3つ、ライバルと差がつくポートフォリオ制作ポイントは、目指している分野の技術を使う、
誰が見るかを考える趣味や心情の紹介はいらないと3つです。

ポートフォリオで使うと評価される技術は、 共通しているのがソースコードにコメントを残す。
フロントエンドでは、api連携、バックエンドでは、データーベースのスキルです。

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Posted by 詳しいおじさん